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関西詩人協会・掲示板

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詩集「女は秘密を歩き始めてしまう」にしもとめぐみ著 - 下前

2026/06/02 (Tue) 17:58:06

シャンソンのようにしなやかでいて、ときに遥かな古典に も手を添える作者の作品世界。 扉に配されているリルケの 詩の一節が、この詩集のモティーフを私たちにそっと告げ ている。時間の、 はじまりの、 大地の、 春をもとめること 一生きものとして、植物として、女として。 (細見和之)

詩 私とあなた - 都

2026/04/29 (Wed) 22:39:02

「私とあなた」

あそう
とか 言う
人が 言う
あからさまに
不快

表情変わる
よいか
どう

決めるのはあなたではなくてよ

言う


言った
から
私は
ええと
どう
言お


解像度から改造されて組まれ
あれれ
あれ



私はながいながい独り言を書いて書いて書きまくっている
これが
これを
これから
このように
ここまでは
伝えよう

言お
言お
言う
あなたから
うつくしいあくびが目を覚ましたのでした

詩集「いくさのさくい」速水晃著 - 下前

2026/03/16 (Mon) 10:47:31

日本の歴史上の転換点となった1945年に生まれた著者の詩集。

「敗戦直前の真冬に生まれた表現者が放つ
 戦中戦後の実相リアリズム
 具体描写と空気の変化を捉えながら
 ひとりひとりの命の鼓動と戦争の本質を追求
 危険な時代の再来に現代詩は黙っていない」
              (表紙の言葉)

詩集「地球のゆくえ」原圭治著 - 下前

2026/03/07 (Sat) 09:57:23

1932年生まれの原圭治さんの第九詩集。
原発事故、地球変動、コロナなど、社会的な現実に真摯に向き合った詩集です。

「だが絶望しないでおこう。
声を上げること、
自己主張すること、
そして繋がろうとすることを
常に心にとめて、
詩作を続けてきた。」
(「あとがき」より)

詩の実作講座 - 下前

2026/02/20 (Fri) 14:18:56

2月15日、詩の実作講座を開催しました。
鑑賞は河野俊一さん
娘さんの闘病をうたった抒情詩で、
胸をうたれました。
後半は持ち寄った詩の合評。
充実した3時間でした。

次回は、4月19日。
鑑賞は齋藤貢さんです。
ふるってご参加ください。

詩集『ひかりさくかえりみち』 - 下前

2026/02/01 (Sun) 20:45:08

著者 都圭晴
七月堂刊

確固とした抒情の世界をもつ作者の。
これは新たな道行のための力強い第一歩だ。
             (細見和之)

詩集『おのれ生え』『風船島奇譚』 - 下前

2026/01/11 (Sun) 10:24:27

著者 永井ますみ
さいけい舎刊

 「弥生時代」「万葉集」「コロナ禍」とテーマに沿った詩集をこの処まとめておりましたが、こぼれてしまった時がたくさん!
『おのれ生え』は、あるある……といった詩を纏めて、『風船島奇譚』の方は、ないない……という詩を集めてみました。勿論ひとりの人間のことですので、混在する部分も多く、あるのかないのかとも思えます。 お正月にでも楽しんで頂けたらと思います。
                 (著者の言葉)

詩集 みえない意図をさがして - 下前

2025/10/03 (Fri) 17:26:36

著者 工藤富貴子

たんぽぽは自分の花言葉を知っているのか
花が終わった後の
更に背を伸ばして
白い綿帽子の種の花が言う

また逢える日までのさようなら

無題 - 無名氏

2025/08/17 (Sun) 06:30:36

「死の弾」

今時まだ 戦争をやってるなんて
人と人とが 殺し合いをやってるなんて
自分の意思からでなく
強制や同調 衒いや逃避
そんなごちゃ混ぜの理由から
一番大切なものを失くして
今時まだ 命の遣り取りをしてるなんて

その中で ほくそ笑んでいる者達
肩章と胸の勲章を揺らしながら
折り目正しい挙手を受けている者
タガの外れた国の予算をいい事に
武器を作り 売り付け買い付ける者
どこにでも いつの時代にも
そういう者達がいた
多くの者が傷付き 餓え死んでいく傍を
札束を数えながら通り過ぎて行く

戦うのなら
どうしても戦わなければならないのなら
この両の手で
その訳と その行く末とを
自分の意志と 責任とに引き受けて
せめてそういう風に
絞めてみたい 思いっ切り
相手の首を

相手も絞めてくるだろう
私の首を 力一杯
二人は顔を真っ赤にし
ゼイゼイ息をしながら
相手の息の根を止めようと
さらに強く強く 力を込める
苦しくて 悲しくて
互いに涙を流すだろう
一体何の為にこうして
その目と目を見ながら
最期には 微かに頷き合いながら

今時まだ 戦争をやってるなんて
名も知らない 顔も知らない者同士
今時まだ 殺し合いをやってるなんて

時代は変わった 速度の限りを超えて
誰とも知れない
あなたを殺す無人の武器が
あなたと
誰とも知れない人との間を遠く距てて
今日もまた 死の弾が
そこここに 飛び交っている

               2025.8.15

Re: 無題 - 下前

2025/08/20 (Wed) 21:36:41

今もウクライナやガザで戦争が続いている。
いや、ガザのは戦争ではなく、ただただ無慈悲な殺戮だ。
そしてこの日本でもミサイル基地が続々と建設され、戦争の準備が急ピッチだ。
膨大な軍事費にほくそ笑む人々、企業がある。
そんな時代に、詩の言葉はどう語ればいいのだろう。
考えていきたい。

詩 そんな本が欲しい - 都

2025/08/10 (Sun) 13:21:56

「そんな本が欲しい」

ある目次を見ていた
ここからが夜で
ああ 雨が降るらしい
手に取ってなぞる
めくる
目で文字列を追いかける
主人公の雨が
森を洗う 鴉が鳴く
雨が滲ませているものを
問うだけ

次の目次では 誰かの傘が
主人公のようだ


※都圭晴の名前でXやnoteをしております。
 お気軽に覗いてもらえたら幸いです。

Re: 詩 そんな本が欲しい - 下前

2025/08/11 (Mon) 18:07:16

本を読んでいて、そんな内容ではないのに、雨が森を洗っているような気がすることがある。
そんなことを思いました。

Re: 詩 そんな本が欲しい - 都

2025/08/15 (Fri) 14:09:53

下前さん、連絡が遅くなりまして大変申し訳ございません。
ご感想を頂きありがとうございます。本はいいものです。


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