http://kpapoem.web.fc2.com/

関西詩人協会・掲示板

11573
名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
文字色
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

詩の実作講座 - 下前

2025/06/16 (Mon) 11:50:04

6月15日、詩の実作講座に参加しました。
鑑賞は、窪島誠一郎さんの詩。
窪島さんは戦没画学生の作品を展示する無言館を主宰されていて、有名ですが、詩人としても活躍されています。
本日の一曲は「LEFT ALONE」。
合評会では、それぞれの力作について、感想などを話し合いました。
とても充実した集まりになりました。
次回は8月17日です。ふるってご参加を!

詩のイベント - 下前

2025/05/19 (Mon) 11:33:21

瀬崎祐氏の『実から虚へ、虚から実へ』
資料に掲載された成瀬衣愛さんの詩が生成AIによるものだと知って、びっくりしました。
人間が作る詩との違いはとてもきわどいものだと思いました。
根本的な違いは、詩を書く意図、意欲、切実さのようなものでしょうか

ジャズピアニストの河野康弘さんは社会的な意識が高い方で、その活動は尊敬に値します。
ピアノ演奏もよかったし、詩作品とのコラボも楽しかったです。

「確立と怪物」 - 下前

2025/05/10 (Sat) 20:58:56

野球のピッチングを描いているんだろうけど、
面白い。
ピッチャーが怪物的になるほど、
確率が問題になってくる。
怪物という思考外のものと数学的な確率の対比が面白い。
「みんな 確率のない世界にいた」というのは、
どういう意味だろうか。
考えさせる。

Re: 「確立と怪物」 - 都

2025/05/12 (Mon) 20:51:20

下前さん、都です。感想をくださりありがとうございます。
プロ野球界には、怪物がいます。今でしたら大谷翔平、少し前ならイチロー、もっと前なら落合博満。どこに投げても打たれてしまう。
ピッチャーの投げる球種の数なんて関係なく、そんな努力を嘲笑うかのような絶対的な世界。

詩の世界なら、どちらが勝っても面白ければいいし、盛り上がればいい。そんな確率もないのに面白く感じてもらえたらと思ってます。

勝負の瞬間を書きました。
感想ありがとうございます。

詩 確率と怪物 - 都

2025/05/06 (Tue) 22:46:29

詩 確率と怪物

はじめは それでいい
馬力を加え 力を入れて
いき 踏み込んでは唐突に 投げる
鋭く落ち いなくなる

水曜日の20時半頃
勝負が坂道を駆けていく
解説者が言う ストライクは
ゾーンに投げて取れる
相手ではない だから

また 落とす うん
同じ手は通用しないから ああ
カウントダウンが起こる
321 持ち玉は4つ
投げる確率が 弾き出される

みんな 確率のない世界にいた
どうして だろうか

ゆっくりと怪物達が屈伸をして
放物線が呑み込んでいく

チャンネルは そのままでいいようだ


美濃吉昭詩集「よすが」 - 下前

2025/04/11 (Fri) 17:41:43

生きてつながることの遠近法
消失店の彼方には国際建築家詩人が立っている

ユーモアに包まれた鋭い批評ととぼけた人間味
生活実感に戦後詩の知性が光る

発行 文化企画アオサギ

美濃さんは、7月13日(日)の風の会のゲストです。
ぜひ、ご参加ください。

「なんでやねん」畑章夫追悼号 - 下前

2025/03/27 (Thu) 21:02:54

「なんでやねん」135号

特集は『畑章夫が逝っちゃった』
詩人であり、反原発の人であり、フリースペース「ふうら」の主宰者でもあった畑章夫さんの追悼号です。

興味のある方は下記まで
nandeyanandeya7@yahoo.co.jp

30周年記念誌 合評会 - 下前

2025/03/03 (Mon) 10:14:14

3月2日、関西詩人協会設立30周年記念誌の合評会が行われました。
23名の参加で、2班に分かれて約3時間、それぞれの作品について、感想や批評を交し合い、とても濃密な時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。

追悼詩集会ご案内 追加 - にしもとめぐみ

2025/02/03 (Mon) 21:40:49

失礼しました。
連絡先です。
どうぞお気軽に参加くださいませ。

larosedeversaille@docomo.ne.jp

追悼詩集会ご案内 - にしもとめぐみ

2025/02/03 (Mon) 21:22:26

第13回 日本・韓国・在日同胞詩人共同 
尹東柱 詩人追悼の集い
今回は詩人没後80年にあたり、いまなお愛される詩人を偲びながら、改めて詩を書く意味を考えたいと願います。
記    
日   2025年2月17日(月) 
時   16時~ 
場所  同志社大学今出川キャン
パス内 尹東柱詩碑前

   京都市営烏丸線 
今出川駅 下車スグ

追悼詩ご持参くだされば、詩碑前で朗読願いたいです。     
 献花・献奏・献詩 等  
 *参加者には冊子を差し上げます
 その後献杯会(費用実費) 
☝️、ご参加お待ちします。

尹 東柱(ユン・ドンジュ)1917年12月30日 - 1945年2月16日)は、中華民国時代の満州出身の朝鮮人の詩人である。朝鮮語で多数の詩を創作し、代表作「故郷の家――満州でうたう」(1936年)を通して心の故郷(南の空のそこ—朝鮮半島を意味)への愛を表現した。福岡刑務所で獄死した。

死の回転ドアの批評・感想 - 都

2025/01/28 (Tue) 19:01:42

「死の回転ドア」の批評
 船曳秀隆の詩には神聖な光が描かれていることが多い。私は彼の詩をそのように捉えている。今回の詩においては、雰囲気や色合いが変わっている。タイトルから「死の回転ドア」である。
 一連目、赤子を見つめられながら、死の回転ドアが回る。死をくぐり抜ける動物たちがいて時が移ろう。死の回転ドアを巡る動物園から動物達の棲む大地を想起した。死の回転ドアを大地(地球とまではいかない)や干支といった具合にだ。
 鶴、蝶、蛇、羊。蛇と羊は干支である。鶴、蝶と続いていく部分が作者の美意識が現れている。

Re: 死の回転ドアの批評・感想2 - 都

2025/01/28 (Tue) 19:02:49

 三連目以降、「君の梳かす櫛の細やかな影」「爪切りの鋭利な影」「耳掻きの遠い影」「歯ブラシの深い影」と様々な影がでてくる。これは、生活のなかで育っていく赤子の容姿を整える道具の影だ。そこには、ぼんやりとした温もりが宿っている。
 死の回転ドアには影がある。それも温かな。影とは、光がないと作られないものだ。この詩は船曳秀隆の言わば、B面の詩である。光を支える世界が描かれている詩だ。
 羊が四つ目のドアをくぐる。影を踏むことはできるのか。踏めても踏めなくても、どちらでもいい。生きて見守られ、死んでも見守られる。この場所を包んでくれる、作品世界の広がりを見た。


Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.